警察広報がプロパガンダである証拠

情報公開請求(プロパガンダの証拠)

おびただしいまでに設置された警察の電光掲示板

重篤な事故は多発していないにもかかわらず、それが多発しているかのように示す無数の電光掲示板。それらによって、私たちは、交通事故への恐怖を植え付けられ、その恐怖を排除するためには警察の取り締まりが必要、と学習させられている。

これは「恐怖に訴える論証」と呼ばれる政治手法であり、本来、採ってはならない手法である。

分断統治しかしながら、警察広報では「恐怖に訴える論証」が多用されている。こうした印象操作を駆使したプロパガンダによって、交通違反者に目くじらを立てる人が大量発生し、その結果、交通規制とその取り締まりに対するドライバーとライダーの不満は封殺されている。これは分断統治(分割統治)と呼ばれる政治手法である。

警察広報がプロパガンダであることを立証する材料とするため、神奈川県警察に対して、次の情報公開請求を行った。

情報公開請求

1.県内の道路に設置された「事故多発」「死亡事故」「緊急対策中」あるいは「速度注意」「ゆっくり走ろう」といった表示がなされている電子掲示板の種類と基数。ただし、一般道と高速道路等の設置箇所が区別されていること。
2.以下に示す道路別の過去5年間の交通事故発生件数。ただし、物損事故と人身事故が区別されていること。また人身事故は受傷程度(死者・重傷・軽傷・物損)が区別されていること。
(1)横浜横須賀道路(2)第三京浜(3)横浜湾岸線および金沢支線(4)東名高速道路(5)西湘バイパス(6)小田原厚木道路
3.横浜横須賀道路の入り口において「横浜横須賀道路死亡事故激増」と掲示されているが、『激増』と表記した根拠を示す文書

横浜横須賀道路

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執筆者プロフィール

野村 一也
ライター
 創世カウンシル代表

著作権について

警察広報がプロパガンダである証拠” に対して5件のコメントがあります。

  1. webpbi より:

    2.以下に示す道路別の過去5年間の交通事故発生件数。ただし、物損事故と人身事故が区別されていること。また人身事故は受傷程度(死者・重傷・軽傷・物損)が区別されていること。
    (1)横浜横須賀道路(2)第三京浜(3)横浜湾岸線および金沢支線(4)東名高速道路(5)西湘バイパス(6)小田原厚木道路
    上記部分に対する情報公開が決定された。

  2. webpbi より:

    3.横浜横須賀道路の入り口において「横浜横須賀道路死亡事故激増」と掲示されているが、『激増』と表記した根拠を示す文書
    上記部分に対する情報公開が決定された。

  3. webpbi より:

    1.県内の道路に設置された「事故多発」「死亡事故」「緊急対策中」あるいは「速度注意」「ゆっくり走ろう」といった表示がなされている電子掲示板の種類と基数。ただし、一般道と高速道路等の設置箇所が区別されていること。
    上記部分に対する情報公開が決定された。

    • マルチパターン式:107ヶ所
    • 小型文字情報板:28ヶ所
    • セミフリーパタン式:16ヶ所
  4. webpbi より:

    上記の公開請求時、窓口となる交通規制課の宮脇技官には、最も数の多い「事故多発」←→「速度落とせ」の表示(右画像)を数に含めるように伝えていた。しかし、公開された文書にはそれが含まれていなかった。

    宮脇技官に補正を求めるが、いつものようにのらりくらりで埒があかない。仕方なく、再請求をおこなった。

    情報公開請求

    県内の道路で「死亡事故多発」「速度注意」と繰り返し表示されていた電子掲示板の設置箇所を示す書類。

  5. webpbi より:

    11月5日の再請求に対し、開示決定がなされた。

    • マルチパターン式:107ヶ所
    • 小型文字情報板:28ヶ所
    • セミフリーパタン式:16ヶ所
    • 小型マルチパタン式情報板:14ヶ所
    • 専用パタン式情報版(小型文字):9ヶ所
    • 交通郊外提言システム用情報版(マルチパタン式):8ヶ所
    • TOTAL:182ヶ所

    追加されたのは、赤文字のリスト。

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