速度規制と取締り

交通ルールは守れない

日本には、「ルールを守ろう!」といった類いのキャッチコピーが氾濫しているが、本来、ルールとは守るべき対象ではない。

交通違反は犯罪ではない

不祥事が多発し、警察威信が地に落ちた2000年、警察組織の問題を改善するために警察刷新会議が召集された。そして、警察刷新会議は、まるで世論が治まるのを待つかのように5ヶ月もかけて「警察刷新に関する緊急提言」をまとめた。 […]

速度規制には科学的根拠がない

流れのよい全ての道路区間の速度規制は、法定速度(道路交通法施行令第11条)の影響を受けている。法定速度は、50年前に警察庁が策定し、高速道路で時速100キロ、一般道で時速60キロ、原付バイクが時速30キロという数値は、一 […]

危険なのは速度でなく速度差

右の図表ソロモンカーブは、1964年にアメリカのデイビッド・ソロモンが発表した車両走行速度毎の事故に関与する確率曲線。ソロモンは、1万件以上の事故データを基に、道路・運転者・車両の特性から、事故に関与する確率に関する総合 […]

弱肉強食の取締り

警察広報や公共メディアの報道はさておき、多くの道路で速度規制は絵空事と化している。恐怖に訴える警察広報によって、誰も本当のことが言えず、「公の事実」にならないだけだ。 そして、経験ある道路ユーザーに「(速度違反は)捕まる […]

事故リスクの低い速度違反ばかりの取締り

日本の規制速度は、欧米諸国に比較して明らかに低いにもかかわらず、「速度規制は適性」ということにされている。 だから、速度を大幅に超えた流れのある道路でさえ、少しでも規制を超えれば違反とされ、罰則が存在する。なお、取り締ま […]