- 国家公安委員長の疑問
「安全な道路で制限速度20キロ超過を取り締まるのは疑問」 「取り締まりのための取り締まりになっている」 2013年6月4日、閣議後の記者会見における、こんな古屋圭司国家公安委員長の発言が報道された。 古屋氏のfacebo […]
- 速度と安全の関係
速度と安全の関係 日本では「速度違反は危険」とされている。しかしながら、規制速度は、全国一律の法定速度から逓減的に決められたに過ぎず、科学的根拠はない。仮に合理的な速度規制がなされたとしても、それぞれの道路区間における安 […]
- 85パーセンタイル速度と規制速度の関係
日本の速度規制には科学的根拠がない 国家公安委員長が疑問を向けた道路は、「歩行者が出てくる危険性もない道路」である。 なのに、第3回交通事故防止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する懇談会(2013.11.14)で警 […]
- 争点は速度規制の合理性と取締りの妥当性
警察官が取り締まりを正当化する論拠 本件取締りに限らず、警察官が速度取締りを正当化する論拠は次の3つである。 速度規制は適正である。 取締り区間において、悲惨な事故が発生した、ないし交通事故が多発している。 交通事故をな […]
- 「事故多発!」のプロパガンダ
「事故多発!」のプロパガンダ おびただしいまでに全国に設置された悲惨な事故多発を告げる看板。 その多くは「速度注意」など、違反への注意喚起が添えられている。 「取締強化」「緊急対策」など警察力を誇示するものも少なくない。 […]
- 時代遅れの交通管制
この記事を読むのに必要な時間は約15分です ドライバーの不満と警察庁の規制緩和 争点は速度規制の合理性と取締りの妥当性に示したとおり、この国の法定速度は、他国に比較して極端に低く設定されており、科学的な設定根拠は存在しな […]
- 飲酒運転クライシス – ファースト・インパクト
酒気帯び基準の大幅な引き下げとその罰則強化は、かえってひき逃げによる多数の犠牲者を発生させている。国家をあげてのプロパガンダによって、その実態は見えにくいが、警察庁がそれを正当化した根拠とその手法は、あまりにも稚拙である […]
- 飲酒運転クライシス – 完全版
飲酒運転がクローズアップされる本当の理由 飲酒運転の話題の前に、2003年にアメリカが強大な軍事力でイラクに介入したイラク戦争を思い出そう。 ― イラクに民主主義をもたらすために正義を遂行する― 『世界の警察官』を自称す […]
- 殺人天国
俳優三浦春馬氏を警察は自殺として処理するはずであるが、人気絶頂期にあったこと、TBSの連続ドラマが収録途中にあったこと、小さなクロゼットの中で首吊り状態で発見されたことなどから、他殺を指摘する声は多い。なお、日本では、毎年8万人強が行方不明となり、2万人を超える変死体がカウントされている。そして、警察には、捜査が困難な殺人事件を、自殺や事故死にしたがる傾向がある。分母となる認知数が大きくなることによって、検挙率を下げたくないのである。この記事では、日本がどれほどの『殺人天国』となっているかを、主として厚生労働省の統計をベースに検討した。
- 事故を半分に減らす方法
警察がつくる事故統計 警察は、交通事故を減らすことを大儀として、さまざまな施策を行っている、それは交通規制と交通取り締まりだけでなく、信号機とその制御システム、渋滞情報を捕捉するためのインフラ、そして、先進のITSなどと […]