YouTubeの情報操作
消された速度取締り動画
テレビが警察に媚びる理由において、警察特番における4つの速度取締り動画をリンクさせていた。どれもが、規制速度が平均速度さえ下回っている高規格幹線道路での取締りだった。
その場所、その道路を知るベテランドライバーから見れば、取り締まりのための取り締まりを絵に描いたような「エゲツない取締り」である。
なのに番組のナレーターは、たまたま取り締まりのターゲットとされてしまった違反者を「悪質だ!」「危険だ!」と露骨に非難し、それを取り締まる警察の正義を賞賛する。こうした警察特番の演出方法は、今も昔も変わらない。
ただし、4つの動画には、地元民がその場所を特定できるように工夫をしていた。しばらくすると、すべての動画が凍結されていた。なお、動画は私以外の第三者がポストしたものである。
ところで、YouTube上には、多くの警察特番がポストされている。私の観察において、警察特番が削除される頻度は高くはない。娯楽コンテンツと違い、ニュースやドキュメントの有料化は困難なので、テレビ局も放置しているのだろう。
それゆえ、4つに動画に削除要請があったとしたら、それはテレビ局が主体的に行ったのではなく、警察からの働きかけに応じたものであると推測する方が自然である。
YouTubeの情報操作
警察にとって都合の悪い動画に対する操作は、私のYouTubeアカウントにも及んでいる。
私のYouTubeチャンネルには、1200人の登録者と100万回近い視聴回数が存在する。
そのほとんどはネズミ捕りを行う警察官を取材した右の動画に対するものだ。
2014年5月15日、この動画は、突然アクセスが激減した。調べてみると、YouTube関連動画から干されてしまったことがわかった。
そこで、別のYouTubeアカウントを取得し、同じ動画を公開してみた。すると、やはり関連動画に表示されはじめるとまもなく、YouTubeは、YouTube関連動画から私のアカウントを排除した。
公共放送が警察批判をしないことを「桜タブー」という。
そして現在、テレビは、インターネットにその影響力を奪われつつある。
同時に「桜タブー」は、動画サイトも汚染しはじめているようだ。
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