- 大きな岩
刑事事件の弁護人との会話で、私が抱えている裁判が5つになったことを伝えると、弁護人は、「すごいですね。弁護士なみですね。仕事をしながら、できるのがすごい」と言った。 実のところ、仕事への影響は甚大だ。昨年11月の段階で、 […]
- 神奈川県警交通規制課課長補佐の証人尋問-刑事控訴審4回目-
検察側の証人として出廷した神奈川県警交通規制課課長補佐馬場広人氏は、陸橋から新横浜駅に向かう路線で「追突事故が多い」と証言している。 証人尋問調書 そして、大島裁判官らは、判決文において馬場氏の証言を事実として扱った。 […]
- なぜ裁判は録音できないか-刑事控訴審4回目-
弁護人:裁判長、被告人から質問させていただいてよろしいですか? 裁判長:はい、どうぞ。 被告人:(iphoneを取り出し)録音してよろしいですか? 裁判長:録音は許可いたしません。 被告人:なぜですか? 裁判長:裁判所と […]
- 裁判劇場vs公然裁判
刑事事件控訴審公判4回目の前に 無辜の不処罰に記したとおり、大島裁判長らは、検察官の証拠で事実を構成しようとしているようだ。 公判第3回目の冒頭、弁護人に頼んで、私は裁判長に次の質問をした。 「証拠が採用にならなかったら […]
- 見せしめ主義の刑事司法
無辜(むこ)の不処罰 たとえ十人の真犯人を逃したとしても、一人の罪のない者を処罰してはならない 無辜(むこ)とは罪のない人を示し、『無辜の不処罰』という法諺(法律に関する格言)は、近代刑事手続きの原点を示している。 たと […]
- 国家賠償請求訴訟弁論1回目当日
弁論当日の早朝になって、ようやく答弁書の電子文書化ができた。 神奈川県(神奈川県警察本部)の答弁書 神奈川県警察本部長と神奈川県公安委員長の答弁書 国家公安委員会の答弁書 警察庁の答弁書 国の答弁書
- 控訴趣意補充書
「(控訴審なので)被告人に弁論させるわけにはいかない(刑訴法388)」 「補充書なら被告人が出してもいい」 公判2回目において、大島裁判長は何度か、こう私に伝えてくれた。 そうして、当日の朝5時頃、ようやく控訴趣意補充書 […]
- 裁判は本当に公開されているか(控訴審公判3回目の前に)
裁判所の手続きを国民の監視下におくことによって、司法の公正な運用を保証する。そのために裁判は公開され、誰もが傍聴できる。しかし、本当に裁判は公開されているといえるのだろうか。 『弁論主義』を掲げていながら、実際には、準備 […]
- 行政事件の控訴状を提出
今日が控訴期限だということは、先週末から分かっていた。でも、刑事事件の第2回公判の整理と第3回目の準備に追われ、週末には何もできなかった。 期限当日、帰宅して控訴状を書き始めた。刑事事件では、控訴申立書なのに、民事扱いと […]
- 判決文はコピペ
裁判所の判断に対し、揺るぎない信頼を置く人は少なくない。しかし、裁判官も間違いを犯す。例をあげれば、2審での逆転判決は、1審の裁判官の間違いが指摘されたことになる。ただし、2審の判断が正しいという保障はない。 さて、行政 […]