自動ブレーキ
自動ブレーキはもっとも分かりやすい安全装備である。脚光を浴びたのは、2010年に発表されたスバルのアイサイトが評価されるようになってからである。
国土交通省の義務化を待たずに、またたく間に市場に受け入れられた。現在では、ホンダN-BOXが全車標準装備するなど、軽自動車でさえ、
この安全装備が、事故減少に大きな効果を持つことは書くまでもないだろう。そして、自動ブレーキ装着車両の増加によって、これからも長期的に事故は減少を続けていく。
2017年時点で販売中の軽自動車における、自動ブレーキの搭載状況
- ホンダN-BOX
- 全グレードに標準装備(Honda SENSING)
- ダイハツミライース
- 全グレードに標準装備(スマートアシストⅢ)
- スズキワゴンR
- HYBRID FZ・HYBRID FX セーフティパッケージ装着車
- ホンダN-BOX
- 全グレードに標準装備(Honda SENSING)
- ダイハツミライース
- 全グレードに標準装備(スマートアシストⅢ)
- スズキワゴンR
- HYBRID FZ・HYBRID FX セーフティパッケージ装着車
特筆すべきはミライースである。VSCが全グレードに標準装備となっており、自動ブレーキ・レーンアシスト・誤発進抑止機能(前後)などがセットとなったスマートアシストⅢ(スマアシ)は全グレードで選択可能。その価格は13万円だ。最低価格のBグレードにスマアシを付けたB”SAⅢ”なら、2WDなら84万円(税別)である。
先進の事故防止機能が低価格車に搭載されることは、地方の高齢者の事故を減少させる大きな効果が得られるはずだ。地方の高齢者は、自身の判断力低下が分かっていても、クルマを使用せざる得ないのである。