警察内腫瘍公安委員会に実態はないにも示した通り、警察には組織の中枢に問題がある。それなのに、警察官僚は決してその問題を認めようとしない。

そして、枝葉に起きる不祥事に対し、次の言葉を繰り返すばかり。

「警察官としてあるまじき行為で遺憾」

「再発防止に努める」

まるで、脳に腫瘍があるのに、それを認めず、指先に軟膏を塗っているようなものだ。

さて、1999から2000年に表面化した警察不祥事のなかで、ひときわ警察の存在意義が問われたのが栃木リンチ殺人事件である。

その後、警察改革の声を無視できなくなっても、外部の監察機関を推す声を、警察はかたくなに拒んだ。そうして、神奈川県警をはじめとした地方警察は、「監察ホットライン」あるいは「監察110番」といった名称の相談窓口を設けた。こうした窓口によって、「開かれた警察」をアピールしようとしたのである。

しかしながら、警察への苦情に耳を貸さない体質が発覚を遅らせたかのように見える事件は、栃木リンチ殺人事件の後にも続いた。北九州監禁殺人事件と尼崎連続変死事件である。これほど悲惨な状況が繰り返されるまで警察が動かなかったことには驚きを隠せない。この二つの事件が示すのは、「警察に駆け込んでも何もしてくれない」という現実である。

会見した元警察官僚の矢代隆義氏は、JARTIC理事長という天下りのゴールデンルートを進んだ

2007年には、キャバクラで働く女性に一方的な好意を寄せた警察官が、勤務中に制服でその女性宅に忍び込み、拳銃でその女性を射殺する事件が起きている。被害女性は、警察官のストーカー行為を、複数のほかの警察官に何度も相談したにもかかわらず、それを取り合ってもらえなかったという。

そのほかにも、絶え間なく続く警察官の性犯罪には、権力を傘にした悪質なケースも目立っている。

>>警察官の性犯罪

「どうせ泣き寝入りするはず」

「万が一のことがあっても、警察官への刑は軽い」

性犯罪を犯す警察官は、このようにタカをくくっているとしか思えない。そうでなければ、安定にどっぷりつかり過ぎて、刺激的なアフェアーを五感が求めているのだろう。

ここまで堕ちているにもかかわらず、リテラシーのない大衆に対するプロパガンダだけで権威を取り繕っているのが警察の現在の姿である。

このように組織を挙げて、権威を維持せんと頑張る警察に対し、はたして、貴方が持ち込もうとする苦情や意見に警察が動くだろうか。

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