横滑り防止装置

咄嗟(とっさ)の危険回避や路面の変化によって、コントロールを失いそうになったとき、クルマの不安定な挙動を制御する機能が横滑り防止装置(ESC:上図のとおりメーカーにより呼び名が異なる)である。

ABS(アンチロックブレーキシステム)とTSC(トラクションコントロールシステム)を組み合わせて制御することによって作動する。

横滑り防止装置が市販車に搭載されたのは、1995年に発売のメルセデスSクラスである。

1995年メルセデスSクラス

NASVA(自動車事故対策機構)の調べでは、ESC装備車両の事故率は、非装備車両に比べて車両単独事故で約44%、正面衝突事故で約24%低いという。

2007年の米国では、、2012年以降に販売される総重量4.5トン以下の車両にESC標準装備の義務化が決定された。また、欧州では、2014年以降に販売されるすべての車両に対し、ESCの義務化が決定されている。

日本では、2010年に段階的な義務化が決まっている。2017年現在においては、ホンダのN-BOXが全車標準装備となっていることをはじめ、軽自動車にさえESCの普及が進展している。

2017年時点で販売中の軽自動車における、横滑り防止装置の搭載状況

ホンダN-BOX
全グレードに標準装備
ダイハツミライース
全グレードに標準装備
スズキワゴンR
全グレードに標準装備