暴走族は警察に利用されている

クルマに対する嫌悪感を増長する暴走族は、警察の存在意義を高める材料として、警察に利用されている。

暴走族を根絶する方法

警察にとって、ほんとうは暴走族の根絶など簡単なことである。
警察には、交通取締りだけでなく、交通規制と運転免許に関する権限があるからだ。

道路上の警察権力

暴走することによって自己表現をしようとする少年少女は、クルマやバイクが大好きだ。だから、現在のように、無免許の少年少女に1年の欠格を課すような無意味な処分ではなく、免許取得後に累積点数を発動させればよいのだ。そして、「無免許での暴走行為は、免許取得後○年間運転することができません」とちゃんと伝えられれば、暴走族は消滅する。

つまり、行政処分を有効に運用すれば、暴走族は根絶が可能なのである。なのに警察は、ひたすら「交通違反は犯罪だ!」と刑事的側面をアピールするばかりだ。

正義を演じるためのイタチごっこ

暴走族警察一家としての暴走族対策を捉えると、法規制によってできることをせず、暴走族を生かしながら、執行部隊にイタチごっこをさせてきたといわざるを得ない。つまり、警察一家は、「取締りの正義」を演じるために暴走族を利用してきたのである。

警察広報の問題の記事リスト

テレビが警察に媚びる理由

テレビのプロパガンダ

テレビが扱うネタには、視聴率が取れるものと取れないものがある。わかりやすい事件は視聴率がとれるが、わかりにくいニュースは視聴率がとれない。また、刺激的な事件は視聴率がとれるが、刺激の少ないニュースは視聴率がとれない。 だ […]

新聞が警察を批判しない理由

報道統制

批判されることはあっても賞賛されることのない日本独自の取材制度が記者クラブである。 各都道府県の警察本部庁舎には、記者クラブ専用のラウンジが存在し、そこに行けば、大衆の興味をそそる事件ネタを得ることができる。こうして、警 […]

ラジオが交通安全を繰り返す理由

反則金の行方

ラジオが15分おきに交通安全標語のようなフレーズを繰り返すのは、警察の天下り団体のJARTICから情報を仕入れているからである。 「ドライバーさん、安全運転でお願いします」 「携帯電話はクルマを止めてから」 アナウンサー […]

週刊誌が行政批判を止めた理由

民主党の失態

「母屋はお粥、離れはしゃぶしゃぶ」 2003年に当時の塩川財務大臣は、政治の影響が及びにくい特別会計で、役人が無駄使いをしているとわかりやすく批判した。 2009年ころまでは、政治家だけでなく、週刊誌のなかには、役人の無 […]

ドライバーの不満が世論にならない理由

japanese_government

ドライバーの不満が世論にならない原因として象徴的なのは、JAFが警察の天下り団体であることだ。まずは海外のドライバー団体の発生経緯と活動を確認しよう。 海外のドライバー団体 海外では、利用者団体が利用者の利益を守るための […]

交通取締りに交通安全の効果はない

交通取締り

「取締りの効果で死者が減った」 交通事故による死者数が減少傾向を示し始めた2002年以降、こんな広報が毎年おこなわれている。そして残念なことに、極めて多くの人たちが、それを事実であるかのように錯覚している。そこで、懲罰に […]

暴走族は警察に利用されている

暴走族

クルマに対する嫌悪感を増長する暴走族は、警察の存在意義を高める材料として、警察に利用されている。 暴走族を根絶する方法 警察にとって、ほんとうは暴走族の根絶など簡単なことである。 警察には、交通取締りだけでなく、交通規制 […]

死亡事故多発の印象操作

恐怖に訴える警察広報

日本全国のあらゆる道路には、「死亡事故多発」「緊急対策実施中」の電光掲示板が設置されている。テレビやラジオでは、「交通ルールを守りましょう」。警察施設に貼られたポスターでは、「交通違反は犯罪」。これら交通安全スローガンの […]