多くの事故において、ドライバーは、事前回避を試みた挙句、回避できずに衝突する。突然の出来事に急ハンドルや急ブレーキを余儀なくされるものの、タイヤがスリップして回避できず、事故にいたるのである。

アンチロックブレーキシステム(ABS)は、機械的にポンピングを行なうことによって、タイヤがロックして滑ることを緩和する。ポンピングとは、ブレーキを踏んだり緩めたりを繰り返すことで、かつてドライバーは自分の足でこれを行っていた。ABSによるポンピングは1秒間に数十回おこなわれるので、人間が行なうよりも効果的である。

日本で最初に4輪ABSを採用したのは、1982年に発売された2代目ホンダ・プレリュードである。1990年台にコンパクト化と低価格化が進み、劇的に普及していった。

そして現在、発売されているすべての普通乗用車で、ABSは標準装備となっている。なお、一部の軽自動車では、オプション扱いとなっている。一方、大型オートバイでは、ABSが搭載されている車種も増加傾向となっている。

なお、クルマのABSは、横滑り防止装置と組み合わされることによって、さらにアクティブセーフティを可能としている。

参考ページ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0
http://carcast.jp/10077