事実上の報道統制
批判されることはあっても賞賛されることのない日本独自の取材制度が記者クラブである。

各都道府県の警察本部庁舎には、記者クラブ専用のラウンジが存在し、そこに行けば、大衆の興味をそそる事件ネタを得ることができる。こうして、警察に飼われる記者たちは、自ら取材することを忘れ、ひたすら警察発表を垂れ流す作業を行う。
なお、警察は、記者クラブ以外に決してネタを流そうとはしない。警察の記者会見にも、記者クラブの所属記者以外は参加することはできない。
それどころか、カメラを向けられた末端の現場警察官さえ、「警察署で申し込みしないと取材はできない」と撮影を拒絶する。

このように、日本の警察は、事実上の報道統制をおこなっている。記者クラブを例外とした報道統制に協力する見返りとして、警察から新聞社へ、安定的な事件ネタの提供がなされるのである。

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